農業や林業の生産に、多角的に挑戦している企業。2026年度は杉の苗木を50万本の出荷が決まっています

有限会社南原農園

植物や苗木の生産管理

豊かな自然の恩恵を受けながら、観賞用とする植物、林業、野菜の生産事業を展開している有限会社南原農園。ブライダル装飾に使用されるアイビーやスプレンゲリーなど、約30種類にも及ぶ花や葉物野菜の生産と出荷を行ってきました。20年前から始めたプリザーブドフラワー事業は、現在全国展開を行っており、6年前に開始した杉の苗木の生産・販売は、現在九州を中心に35万本出荷しています。さらに新規事業としてイチゴ、トマト、ナスなどの野菜栽培を開始しました。時代の流れと多様な消費者のニーズに応えながら、15,000坪の敷地に16棟の温室（計約6,600坪）を構え、意欲的に生産に取り組む農業経営企業です。

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変わりゆく市場に対応した多角的な事業展開

長年培ってきたブライダル用グリーンや花の生産技術を基盤としつつ、市場の変化を的確に捉え、多角化を進めています。近年では、晩婚化や少子高齢化によるブライダル市場の縮小に対応し、プリザーブドフラワーの全国展開を成功させました。これは、全国で2カ所しかできない加工技術を保有していることが強みです。また、杉の苗木生産・販売では、すでに大口の販路を確保しており、2025年度は35万本、2026年度には50万本の出荷が確定しています。これにより、林業分野で新たな収益源を確立しています。さらに、地域貢献と事業拡大を見据え、イチゴ、トマト、ナスといった野菜の新規栽培にも挑戦しています。

未経験から生産管理のプロフェッショナルになれます

仕事内容は、「植物と野菜」「杉の苗木」の生産管理の大きく2つです。植物と野菜については、ビニールハウスの温度や湿度、日照を細かく管理しながら、健やかに育つ環境を整えます。種まきや苗の植え付け、水やり、施肥、成長に合わせた手入れが主な業務であり、日々の変化を観察し、小さな異変にも気づくことが大切です。季節や天候に左右されることもありますが、安定した品質の植物を育てる技術が身につきます。また、杉の苗木を育てる仕事は、将来の森林を支える基盤づくりです。元木から苗木にするための枝を取り、植え付けから、間引き、病害虫の防除などを行い、丈夫でまっすぐ育つよう丁寧に管理し、挿し木から1年後には出荷します。

水と緑に囲まれた恵まれた環境と、仕事のやりがい

「農業経験は一切問いません。現場でのOJTが中心で、仕事を覚えるためのマニュアルがあり、サポート体制も整っています。大切なことは知識や経験よりも、コミュニケーションとチームワークです。作業の段取りや進捗管理など、社員同士が連携を取りながら、日々業務を進めます。ボイラー（写真）に廃材を入れたり、ビニールハウスに上ってメンテナンスを行うなどの力仕事もあります。また、始めたばかりの農業生産は、独立を希望する方には、積極的に農業をお任せすることができるので、学びたい方や、将来独立を目指したい方には、経営や生産管理のノウハウを仕事をしながら学ぶことができる環境です。」